[体験談]子宮全摘手術までの過程と後悔の真実

当ページのリンクには広告が含まれています。
みのり

こんにちは!みのりです

希少がんである悪性葉状腫瘍に罹患して、暫くは落ちこんでいた私ですが愛する子供達のために前を向いて歩いていこと思った矢先、また大きな壁にぶつかることになりました。

子宮に大きめの腫瘍が見つかったのです。

流石に、この時は『何で次から次に私ばかり!!』と悲しみより怒りの気持ちの方が勝っていました。

今回のブログでは、私が何故子宮全摘手術をするようになったのか?また術後に襲った現実と後悔について書いていきたいと思います。

目次

子宮全摘手術を決断する

元々私は、毎月生理前症候群(PMS)に悩まされていました。

激しい腹痛や吐き気、そして何より生理の量がとても多く、42センチのナプキンをしていても昼間でも数時間で漏れるくらいでした。

生理の血も、サラサラではなくてレバーみたいな塊だらけでどう考えても今思えば異常でした。

しかし、私は全く気づかなかったんです。本当に自分の身体に無頓着でした。

では、何故子宮全摘手術をするようになったのかを、ご紹介させてください。

検診で見つかる

希少がんに罹患し、他にも病気が隠れていないか調べてみようと念の為に行った婦人科の検診。

子宮がん検診をもう何年も受けてなかったので少しは不安がありましたが、別に不正出血もしていなかったし、きっと問題ないだろうと思っていました。

しかし、診察台に上がりエコーを見てくれてる先生の様子が明らかにおかしい。

長い診察を終え、その後先生の話を聞くと、やはり少し気になる部分があること。
そして生理前なのかハッキリ見えずらいので、生理後に来てほしいと説明を受けました。

その時の先生の表情から、子宮に何かがあるのは間違いないのだな!と私の中で確信していました。

生理が終わりすぐ病院に行くと、やはりそこにはハッキリと腫瘍が映っていました。

ただ、そこである問題が起きました。

良性か悪性かを調べなくてはいけないけど、機械が入らなかったのです。

腫瘍は手術をしなければいけない大きさなのに、組織検査ができない。。。

もうね、先生も頭を抱えていました(笑)

どちらにしろ、そちらのクリニックでは手術はできなかったので、悪性葉状腫瘍でもお世話になっている大学病院を紹介していただくことになりました。

大学病院を受診

クリニックの紹介状を持って大学病院を受診して再度検診を受けることになりました。

しかし、大学病院でも機械が入らず検査ができませんでした。

そこで、主治医との話し合いで3ヶ月様子を見て、大きさが変わらなかったり少しでも大きくなっているようであれば手術をして摘出しようと言うことになったのです。

不安な気持ちのまま向かった3ヶ月後。

やはり腫瘍は無くなっておらず、主治医から摘出か様子を見るかの選択を問われました。

そこで、私は迷わず子宮全摘の答えを出したのです。

子宮全摘手術を決心

私が、子宮全摘手術を決心したのは

  • 組織検査ができないから
  • 子宮体癌の可能性のある場所に腫瘍があったから
  • がんのリスクを減らすため

この3つのことが理由からでした。

その場で、すぐに決めた子宮全摘手術。

今思えば、子宮全摘をすることによって起きる体の変化などを確認していませんでした。

私は、この時もうがんになりたくない!

もしこの腫瘍ががんであれば、少しでも小さい時に摘出をしたい!

それしか頭になかったのです。

子宮全摘手術を終えて

希少がんの時と同じように、手術まで3ヶ月の期間を要しました。

手術をするまでは、『早く手術をしたい!!』と思っていた私ですが、子宮全摘なんてするんではなかった!!と激しく後悔することになるとは、この時まだ予想もついていませんでした。

悪性疑いがあると言われたいた腫瘍が、手術後の検査で良性だと言うことがわかり、良かった!と安堵すると共に長らく悩まされた生理前症候群からも抜け出せたと喜んでさえいたのです。

術後の体調変化

入院中から体調不良はあったのですが、術後間もないからだろうと気にもしていませんでした。

しかし、私は長い期間このような事に悩まされる事になるのです。

体重増加

まず、ビックリしたのが体重増加です。

入院中は、ご飯は痛さでほとんど食べれず、下剤で全て出され(笑)やつれて退院したので絶対に痩せてると確信していたのです。

だけど、まさかの、まさかのですよ!!なんと3キロも増えていたんです!(笑)

それはもう『えーーーーーー!!』と叫びましたよね(笑)

本当に主治医の先生に『手術の時に子宮をとったかわりに何かを詰めましたか?』って聞こうとしたぐらいですから笑

もうね本当にショックでした。

しかも、これだけではおらず、どんどん体重は増えていき、自分の身体を鏡で見ては落ち込みようになるのです。

便秘になる

子宮全摘手術をしてから、便秘薬が手放せなくなったのです。

これは術後から約1年経つ現在も変わりませんが、薬を飲まないと出なくなり、最終的には汚い話で申し訳ありませんが、嘔吐したこともあります。

主治医によると、稀に術後便秘が酷くなる方がいるようです。

薬に余程のことがないと頼らなかった私が、今では便秘薬を朝昼晩と飲んでいます。

出血が止まらなかった

術後、なかなか出血が止まらず、その為か腹痛も長い間続きました。

出血は1ヶ月ほど続いて止まったのですが、暫くして生理2日目くらいの量が出て慌てて病院に走る出来事がありました。

かなりの量で焦ったのですが、手術の時にくくっていた糸が切れたことが原因ということで心配いらないということでした。

お臍のじゅくじゅく

これは、本当に悩まされました。この為に何回病院に通ったことか(笑)

お臍のじゅくじゅくがなかなか治らず、毎日下着について、とても不快でした。

炎症を起こしていたことが原因ということで、飲み薬を数ヶ月服用して、塗り薬も処方されました。

後悔したこと

子宮全摘手術をする前に、術後の体調変化を聞かず、簡単に決めてしまった事です。

今では、色々な理由で子宮全摘をするのは珍しくはありません。

なので、今の不安から逃げたい気持ちが勝ったのと生理前症候群が無くなるならと簡単に思っていたのです。

だけど、生理は無くなっても生理前症候群(PMS)は卵巣を残しているので普通に毎月あるのです。

今までは、生理がある事で大体の生理前症候群の時期が分かっていたのですが、無くなった今は分からないのです。

腹痛、吐き気、貧血という症状が、突然襲ってくるので外出しづらくなりました。

また、以前よりおりものも酷くなりました。

子宮体癌の疑いもあったので、摘出をした事には後悔はしていませんが、ただあまりにも術後の体調変化について知らなすぎたと反省しています。

おわりに

子宮がなくなる🟰生理がなくなる🟰生理前症候群がなくなる…

子宮全摘をして、もし良性だったとしても新たながんのリスクが減らせる。

本当に軽く考えていました。

生理がなくなっても、卵巣をのこしていれば生理前症候群もある…

後悔ばかり残る簡単に決断した子宮全摘手術。

術後1年経っても続く体調不良。

子宮全摘手術後の私の後悔の真実

それは「子宮への未練」です。。。

※今回書いた記事は、あくまでも私の場合です。

子宮全摘手術後の体調は、個人差がありますのでご了承下さい。

今日も最後までお読み頂きありがとうございました。

みのり

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次