
こんにちは!みのりです
2023年の5月にがんを告知されてから、闘病生活を送る中で想像と現実のギャップで戸惑うことが沢山ありました。
その中でも、1番忘れられないのは、がんを告知された時のことです。
多分、私だけではなく想像していた闘病生活の始まりに戸惑った方も多いんではないんでしょうか?
今回のブログでは、私ががんと告知された当日の出来事をお話しさせてください。
想像と現実のギャップに衝撃を受けたこと
私が、がんに罹患するまで勝手な想像で、まず最初に家族に話し、その後暗い雰囲気の中本人に伝えると思っていました。
本当にTVの見過ぎですよね(笑)
当然と言えば当然ですが、ドラマのようには進まず、想像と現実のギャップの差に衝撃を受け、不安や恐怖が襲ってきました。
そして、この時初めて主治医に不信感を持った瞬間でもありました。
告知当日に私が衝撃を受けた3つの瞬間です。
告知の瞬間


まず、私の場合は告知をされる前に病院で受付をした時点で、がんが分かってしまったんです。
というのも、告知をされた日は、検査結果を聞きに行く日でした。
私の病気は、前例があまりない希少がんだったので、本当に悪性なのかもわからない。
もしかしたら良性ということもあり得る。そう言われていたのです。
CTにもうつらないし、腫瘍マーカーも上がらない!先生も良性の可能性もあると言ってるし多分大丈夫だろうと思っていたのです。
ただ、もしもがんだった場合は次の診察で手術前の検査をするからね!
その言葉通り、受付機で出てきたカルテには、朝から夕方まで手術前の検査が詰まっていたのです。
本当にあり得ませんよね!がんの告知が私は病院の受付機だったんです(笑)
カルテを見て、言葉では表せないほどの衝撃を受けた私ですが、やっと歩けるくらいの身体で診察室まで辿り着き、医師から直接告知をされることになるのです。
淡々とした告知


もうがんだと確信はしていても、診察室に入るまではまだ希望をどこかで持っていました。
しかし、診察室に入った瞬間『やっぱり悪性だったんだな!』と思いました。
主治医の後ろには、それはそれは暗ーーーーーい表情をした研修医さんがいまして(笑)
あれどうにかならないんですかね?(笑)あんな暗い表情をされたら、それだけ難しい病気なのかと思ってしまいますよね!
まあ、確かに難しい病気では間違いないんだけど。
嫌だなーと思った瞬間、もう主治医は話し始めてるし!



『〇〇さん、悪性でした。ただ、何の悪性かまでは今の時点では分かりません。考えられるのは、悪性葉状腫瘍か、浸潤性小葉癌か肉腫です。
どれにしても希少がんです。
まるで、風邪と診断している時かのように、淡々と告知してくれて。
あまりにも雑すぎる告知に、私の気持ちが追いついていきませんでした。
手術までの期間


私は、がんに罹患したら命に関わる病気なので、すぐに手術をしていただけると思っていました。
しかし、主治医の説明で、まさかの3ヶ月後と言われてしまい、衝撃を受けたのです。
悪性ということは分かったけど、なんの悪性かは手術をしてみないとわからない!
またどの病気にしても希少がんであるのには間違いない!
そして1番可能性が高いと説明を受けた悪性葉状腫瘍は、短期間の間に大きくなるので命に関わる!
そう説明されたのに、手術は3ヶ月先。。。
理由は、手術の予約が入ってて1番早い日が3ヶ月先ということでした。
それは、もう仕方ないですよね。みなさん同じように待っているんだから。
でも、手術をすぐに受けれないと聞いた私は、手術までの3ヶ月の間に何も起きないか心配になったのです。
おわりに
がんは、2人に1人はなる病気と言われている今、主治医からすると珍しくないのかもしれません。
患者もたくさんいる中、本当に大変だと思います。
だけど私たち患者側からすると、たった1人の主治医なんですよね。
初めてのがんに、初めての告知。今何が自分の身に起きているのかさえ理解できないし、したくないのに淡々と説明をされると、聞きたいことも聞けなくなってしまいます。
私の想像では、がんを告知される時は、家族と一緒にゆっくり説明を受けて、これからの治療を頑張っていきましょう!という流れになると思っつていました。
だけど、現実は、ほんの数分で終わりました(笑)本当に、あっという間でした。
がんは、確かに2人に1人はなる時代だけど、だからといって、決して安心できるものではなく今でも油断できない病気に間違いはないんだよね。
だから、もう少し患者さんに寄り添った告知をして欲しいなと強く思います。
ある日突然訪れたがん告知!想像と現実のギャップで衝撃を受け苦しんだあの日。
今でも忘れることができません。
みのり