
こんにちは!みのりです
体調を崩してしまって暫くブログの更新ができていませんでした。
救いだったのは、子供達3人が元気だということです。
特に長男次男は病院に連れて行くのは、本当に大変なので一安心しました。
しかし、明日は長男の大学病院での受診日です。
初めての耳鼻科なのでパニックになって暴れないか?きちんと受診できるのか不安でたまりません。
今回のブログでは、障がいのある子供を病院に連れて行くときの難しさと現実について紹介させてください。
自閉症児の病院受診の難しさ
障害をもつお子さんを育てていらしゃる親御さんには悩みの一つでもある病院受診。
知らない場所、知らない人、大勢の人が苦手な自閉症児には、病院となると尚更辛い場所です。
長男も次男も病院に連れて行くのは本当に大変で、毎年この時期になると感染症にかからないようにと日々願いながら過ごしています。
病院に入れない
最初の問題として、病院に入ることができません。
病院の駐車場に着いた途端、全身で拒否をして車から降りようとしないのです。
幼少時は、抱っこやおんぶで病院に入ることが出来ていましたが、中学2年生になり親よりも身体が大きくなった今、それが難しくなってきました。
その為、一か八かの賭けであるものを購入しました。
それが!!車椅子です。
もうこれは本当に賭けでした(笑)
乗ってくれない可能性の方が高かったからです。
決して安くはない車椅子!それを購入するのには、かなり勇気がいりました。
それでも、もう頼るのは車椅子しかないくらい切羽詰まっていたのです。
ドキドキしながら購入した車椅子ですが、これが当たったのです!
車椅子に乗れば、すんなりとおとなしく病院に入ることができるようになりました。
ただ、次男は車椅子を嫌がり乗ってくれません。
今は、戸惑う事なく病院には入れている次男ですが、これから先のことを考えると対策を考えなければいけません。
診察室に入れない
病院に入ることはできても、診察室に入れないという問題が出てくるのです。
長男は、車椅子で診察室に入ることができるのですが、次男はもう大変です(笑)
全身に力を入れて、壁などにしがみつき動こうとせず、私と旦那さん2人だけでは診察室に連れて行くのが難しくなってきました。
その為、大学病院の歯科に行く時は、毎回主治医や看護師さんが迎えにきてくれます。
6、7人の大人で身体を支えながら診察室にやっと入れているのが今の現状です。
診察が難しい
診察がなかなか出来ないのが今の最大の悩みです。
大学病院の歯科では、身体を固定して泣きながらでも診察ができているのですが、個人の病院では障害児用の設備が整っていません。
風邪などの軽い症状では、大学病院では診ていただけないので個人病院で感染症の検査をしなければいけないのですが、身体が大きくなってきた今、抑えることが難しく検査ができない状態です。
障害児が病院を受診することの現実
長男次男が幼かった頃は、時には医師や看護師さんの力を借りながらでも個人病院を受診することができていました。
しかし、もう親の私たちより身長も体重もある長男次男。
診察を拒否する力は半端なく、とうとう最近では個人病院でも診察を断られるようになりました。
個人病院ではなく、大学病院の次に大きい県内にある病院でも、『こんなに動かれたら検査するなんて無理!』と断られてしまいました。
その時次男は救急車で運ばれるほどの容態だったので、どうにか診察をしてほしいとお願いをしても診察を断られてしまったのです。
そこで、はっきりと医師から言われたのが『障害のある子供は診察ができない時もある!』という言葉でした。
『命に関わる病気だったとしてもですか?』そう言った時に、その医師は黙って頷きました。
私は、悔しさと悲しさから涙が止まりませんでした。
障害があるから診察ができない。
あってはならないことなのですが、これが今の現実なのです。
ただその時は、他の医師が間に入って下さり検査をすることができました。
しかし、風邪などの場合は、救急病院で診ていただくことはできません。
その為、かかりつけ医を作らなければいけないのですが、最重度の知的障害ありの自閉症の長男次男を診察してくれる個人病院がないのが今の現状です。
おわりに
幼少時は、個人病院にかかりつけ医があった長男次男。
身体が大きくなってきて診察が難しくなってきた今、設備が整っていない個人病院では診察が難しいです。
しかし、大学病院はかかりつけ医には出来ないので、風邪などの軽い病気では診察を受けることができません。
その為、この時期に発熱をしてもインフルエンザやコロナの検査もできず、ただただ熱が下がるのを待つしかないのです。
現在も、色んな所に相談をして診察をしてくれるかかりつけ医を探しているところです。
長男次男を診察して頂ける病院が見つかる事、障害のある方が診察を受けれないという現実がなくなるよう切に願うばかりです。
みのり