[田舎から都会へ]田舎暮らしの主婦が老後移住を考える理由

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みのり

こんにちは!みのりです

私は今、山や川に囲まれている自然豊かな田舎で暮らしています。

年々都会から移住してくる方も増えて、町も活性化しつつあります。

『子どもたちを自然豊かな所で育てたい』『老後はのんびりと田舎で暮らしたい』

田舎に移住してきた理由は、皆さんそれぞれ違います

しかし私は、移住してきた皆さんとは逆に老後は都会へ移住したいと考えているのです。

『老後移住』を考え出したのは、私ががんに罹患したことがきっかけでした。

決して、老後は都会で遊び歩きたい!という理由ではないですからね(笑)

今回のブログでは、私が何故『老後移住』を考えているのかお話しさせてください。

目次

田舎から都会へ移住を考える理由

よく都会で住んでいる方からこんな話を耳にします。『老後は田舎でゆっくりと過ごしたい!』

自然溢れる田舎で自給自足生活をしながら残りの人生を楽しみたい。

そう目を輝かせて言いますが、正直そんな甘いものではないとおもっています。

確かに田舎にもたくさんのメリットがありますが、老後のことを考えると私は、デメリットが多い気がします。

そしてそのデメリットで将来が不安になり移住を考えているのです。その理由をご紹介します。

車は1人に1台必要

まず田舎では車がないと生活ができません。

田舎によっても違うと思いますが、私の住んでいる地域では路線バスも電車もないので、どこに行くにしても車での移動になります。

そこで困ってくるのが、車を運転出来なくなった高齢者になった時です。

交通手段がないとなると、タクシーで行動しなければいけなくなります。

病院やお買い物に行く時全てをタクシーで移動するとなると、とても費用がかかりますよね。

田舎では車は1人に1台が必要でご高齢の方も運転しているのが現実です。

また、子育てやお仕事の関係で毎日離れた町まで行くことで、ガソリン代もとんでもない金額になります。

私だけのガソリン代で月に5万円かかることも珍しくありません。それに旦那さんのガソリン代もとなると車の維持代も含め、とても厳しくなります。

病院が選べれない

希少がんに罹患して1番感じたのは、がん専門の病院がないということです。

その為、病院を選ぶことが出来ず、何を質問しても『分からない』と答えるだけの主治医に私の命を預けなければいけないことは、とても辛かったです。

そこでセカンドオピニオンをお願いしようと都会の病院を調べたところ、私の希少がんを何件も扱っている病院があり驚きました。

今までは、分からないと言われて不安だったことも、私が質問したことに全て分かりやすく丁寧に説明してくれました。

また私の通院している病院では医師が選べれなかったのですが、自分で医師を選べるのも良かったです。

ガンの治療は身体だけではなく、心の治療も必要です。信頼できる病院で信頼できる医師に診てもらえる。

そんな環境に住みたいと思ったのです。

救急車が間に合わない

長男次男が幼い時から体が弱く、もう何回も救急車を要請したことがあるのですが場所が遠く来て頂くまでに時間がかかってしまうのです。

以前こんな出来事もありました。

救急車を要請した時に言われたのが、『今全ての救急車が出払ってて、1番早い救急車が帰ってくるまでに30分かかります』と言われたのです。

30分待って、それからまた来るとなると1時間近くかかることになります。

結局、その時は別の所から救急車が来てくれるようになったのですが、我が家から遠い場所でいつもより時間がかかり、待っている間は不安でたまりませんでした。

高齢になるにつれ、救急車を要請しなければいけない時も増えてくると思います。

やはり、すぐに救急車が来て頂ける環境が安心です。

お金がかかる

田舎暮らしは、お金がかからないと思われる方が多いですが、実は結構かかるのです。

町への寄付、ご近所付き合い(冠婚葬祭、お見舞金等)お祭り費用。また田舎の土地は無意味に広いので草刈り等を多くの家は業者にお願いしています。

後、私が嫁いできてビックリしたのは町内会費が高いことです。今でこそ1万円になっていますが、以前は2万円程でした。

子育てにお金がかかる中、とても痛い出費です。

おわりに

がんに罹患してから、将来について考えることが多くなりました。

その時に、いつも頭に浮かぶのは都会に引っ越したいということです。

大きな理由は、生活圏内が広すぎるということです。コンビニに行くのにしても、病院に行くのにしても、ご飯を食べに行くのにしても、映画を見に行くのにしてもです。

今は、自分で車を運転することができていますが、いつまでも運転ができるわけではありません。

交通手段もない老後の田舎での暮らしは、とても厳しいのです。

それに比べて都会は生活圏内がとても近く、利便性がいいです。

田舎にも、自然が豊かで空気がきれいで広い場所でのんびりと暮らせるなどメリットもあります。

だから私も決して田舎が嫌いなわけではありません。

ただこれからの将来を考えたら、不安になるのです。

医療機関もたくさんの中から選べて、車がなくても生活ができる利便性の良い都会に老後移住したいという気持ちが強くなったのです。

老後の都会生活に不安はないか?と言われたら、やはり不安はあります。

だけど、それよりも私の中では老後を田舎で住む勇気がないのです。

今までは、『老後は田舎で』という方が多かったですが私のように『老後は都会で』という人が増えてきているとも聞きました。

時代はどんどん変わってきているのかもしれませんね。

みのり

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