
こんにちは!みのりです
私の住んでいる地域は、土砂災害地域となっています。
その為、台風や地震があるとすぐに避難指示が出るのですが、ここで大きな悩みがでてきます。
障害児2人を連れては、避難が難しいのです。
その背景には、自閉症の特性があるからです。
今回のブログでは、どのような原因があり避難できずにいるのかをお話しさせてください。
災害時に避難が困難な理由
急に襲ってくる災害は、障害児でなくても誰もが驚き不安になりますよね。
私自身も、災害時に流れるサイレンの音が何度経験しても慣れません。
パニックになる
長男も次男も、少しでも変わったことがあるとパニックになり、自分で自分の頭や顎を叩くなどして泣き出してしまいます。
パニックになり、逃げれるどころか、その場所から動けなくなってしまうのです。
まだ幼少時は、抱っこやおんぶをして避難することも可能でした。
しかし、特別支援学校中等部になり身体も大きくなった今、それができなくなってしまいました。
パニックになると、突拍子もない行動に出ることもあるため注意が必要です⚠️
奇声を上げる
長男次男ともに、普段から奇声を上げることがあります。
避難所には、小さいお子さんから高齢者まで沢山の方がいます。
長男次男が赤ちゃんだった頃、避難指示が出て避難所で1晩過ごしたことがありますが、2人が交互に夜泣きをしてしまい、沢山の方にご迷惑をおかけしました。
それが、14歳の図太い声になると余計に眠れなくなり苦情も出てくると思うのです。
しかし、長男次男の奇声を止めることはできません。
皆さんにご迷惑をおかけしない!長男次男にもストレスを溜めさせない。
その結果、避難所に行くことを諦めるようになりました。
知らない場所、知らない人が苦手
担任の先生が体調不良でお休みになり、違う先生になると、もうそれだけでパニックになります。
あまり関わりのない生徒さんが話しかけてくれても、もう泣いて泣いて。
本当に感じ悪いですよね!!(笑)
せっかく話しかけてくれてるんだから、仲良く遊んだらいいのにな!と思いますが本人たちはダメなんですよね。
だから当然、避難所も無理なわけで。
ちなみに避難所どころか、ショッピングモールも今は難しいです。
避難指示の時、どこで過ごしているのか?
避難所で過ごすことはできなくても、我が家は避難指示が出ていて、土砂災害地域。
とりあえず避難しなければいけない事実はある訳です。
緊急時の我が家の避難場所を紹介します。
自家用車
安心して誰にも迷惑をかけない場所となるともうここしかありません。
自家用車です。
幸い、長男も次男も車は大好きで落ち着いて過ごせることができます。
ただ、我が家の地域は災害時、山から枯れ草や木や枝が落ちてきたりで道路が通れないことがあります。
その時は、避難する場所を探すのに苦労します。
避難時の失敗
もう数え切れないくらい避難を経験している私ですが、何度も失敗していることがあります。
あまりの自分の成長のなさに呆れるほどですが、南海大地震が30年以内にくる確率が80%になった今、もう同じ失敗を繰り返してはいけないと思いました。
私の失敗談を聞いていただけますか?
防災バッグを忘れる
我が家は、度々避難指示が出ることもあり2つの防災バッグを用意しています。
1つは、長男次男用のリュックサックで、中には長男が大好きなお菓子や飲み物オムツやお尻拭きを入れています。
もう1つは、家族全員用の防災バッグで災害に必要なものが入っています。
この2つのリュックサックを、寝室の枕元に置いてあるのですが、毎回私は、防災バッグを避難時に忘れてしまうのです。
あまりに何回も忘れるので、今度は玄関近くに場所を変えたのですが、それでも忘れてしまうという。
ありえないですよね!目の前にあるのに忘れてしまうなんて。
そこで、なぜ防災バッグを忘れるのか?と考えてみました。
考えて結論が出ました。
避難指示が出た時、私の頭の中には子供のことしかないのです。
子供の命をどう守るか?そのことしか私の頭の中にはないのです。
主人は、夜勤が多く避難時は私1人ということが多いため、私1人で子供3人を守らなければいけない!と私自身がパニックになっていたのです。
長男次男に必要なものが入っているリュックサックを忘れたらいけないと思うと、もうそれだけしか見えなくなっているのだと思います。
防災バッグは何個あっても良いくらいと言っても過言ではない程、今の我が家にとっては必要なものです。
何故忘れてしまうのかも理由が分かったので、次回からは、もう大丈夫だと確信しています。




おわりに
もういつきてもおかしくない南海大地震。
我が家は土砂災害地域で即座に避難しなければいけません。
しかし、障害児2人を連れての避難は、正直言ってなかなか困難です。
特に、主人が仕事で不在の時は、私1人ではどうにもなりません。
ただ、予防としてできる事と言えば、長男次男が少しでも快適に避難生活を送れるように準備をしておくという事です。
長男次男の大好きなものを入れたリュック、特に防災バッグは何個あっても良いと言っても過言ではないくらい我が家にとっては必要です。
明日、来るかもしれない大地震。
歳を重ねるにつれて、息子が必要なものも変わってきます。
あらゆることを想定しながら、我が子を全身で守るために日々対策を考えていきたいと思います。
みのり